アプリを実行するために必要な最小 Android API レベルを変更するの?|minSdkVersion|SDK|Android|Flutter
Flutter 開発環境では、アプリを実行するために必要な最小 Android API レベル「minSdkVersion」はデフォルトで設定されているけれども、これには、実は罠がある!
かなり古い Android 端末でもアプリを実行しようとしていて、最新とは互換性もないし、エラーも起こってしまうし、現実的な設定とは思えない(Flutter 3.3.5 現在、minSdkVersion は 16)。
Android システムは、システムの API レベルがこの指定された値よりも低い場合、ユーザーがアプリをインストールできないようにします。
API レベル 16 はコードネーム「Jelly Bean」で、2012 年に発表されたもの。あぁ、古い!
シェアも以下の「Android Platform/API Version Distribution」が示す通り、2022 年 10 月 31 日現在、僅か 0.1% しか存在しない。
Android にマテリアルデザインが採用されたのが API レベル 21 のコードネーム「Lollipop」から。
Flutter はマテリアルデザインを採用している。だったら、最低でも API レベル 21 Lollipop 以上で Flutter アプリは開発するべきだとゴマッチョは思う。
既に API レベル 21 Lollipop のシェアも凄く低いから、検討の余地は大いにありよ。
変え方
「minSdkVersion」は「C:\(アプリルートフォルダ)\android\app\build.gradle」に記載されているよ。
android {
...
...
defaultConfig {
minSdkVersion flutter.minSdkVersion...
}
}↓ 変更 ↓
android {
}
...
defaultConfig {
minSdkVersion 21
...
}
「flutter.minSdkVersion」は Flutter のデフォルト設定値(罠)を参照しているだけだから、消しても問題ないよ~。
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