アプリがターゲットとする Android API レベルを変更するの?|targetSdkVersion|SDK|Android|Flutter


Flutter 開発環境では、アプリのターゲット Android API レベルはデフォルトで設定されているけれども、実は最新じゃない罠がある(Flutter 3.3.5 現在、アプリのターゲット API レベルは 31 になっていて、最新の 33 じゃない)。

今年(2022 年)の初めだけど、Android が重要なことを発表したよ。「最新のプライバシーおよびセキュリティ機能を備えていない可能性のあるアプリをユーザーがインストールしないように、ターゲット API レベルの要件を拡大する」って。

Starting on November 1, 2022, existing apps that don’t target an API level within two years of the latest major Android release version will not be available for discovery or installation for new users with devices running Android OS versions higher than apps’ target API level.

2022 年 11 月 1 日以降、Android の最新メジャー リリース バージョンから 2 年以内に API レベルをターゲットにしていない既存のアプリは、アプリのターゲット API よりも新しいバージョンの Android OS を実行しているデバイスを使用する新規ユーザーの検出またはインストールに利用できなくなります。

ふむふむ…要は、アップデートされていない古いアプリは、Pixel 7 とかの新しい Android 端末ではインストールできなくなるよ~ってことだね。ひぇ~。

よぉぉぉし、アプリのターゲット Android API レベルは、常に最新にしておこう!

アプリのターゲット Android API レベルは「targetSdkVersion」とも呼ばれていて、これを変更する必要がある。


変え方

targetSdkVersion」は「C:\(アプリルートフォルダ)\android\app\build.gradle」に記載されているよ。


android {
  ...
  defaultConfig {
    targetSdkVersion flutter.targetSdkVersion
    ...
  }
}

 ↓ 変更 ↓

android {
  ...
  defaultConfig {
    targetSdkVersion 33
    ...
  }
}

 

「flutter.targetSdkVersion」は Flutter のデフォルト設定値(罠)を参照しているだけだから、消しても問題ないよ~。


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